【果】意味と成り立ちを詳しく解説!「果」は木に実がなった形【小学生の漢字】【読み方】

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この記事は
・漢字に興味がある方
・漢字の意味の由来を知りたい方
・漢字の成り立ちを詳しく知りたい方
に向けて書かれています。なるべく専門用語などは使わず噛み砕いて解説しているので、軽い気持ちで覗いてみてくださいね

今回の漢字は「果」だよ

 

 

【果】8画 カ・はたす・はてる・はて
①木の実。くだもの
②果たす。成し遂げる
③決断力がある。思い切りが良い

 

「果」ってどんな漢字?

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「果」は象形文字と呼ばれる漢字です。象形文字とは、人間が目で見ることができる〈もの〉をそのまま文字に書き起こしたものを言います。 人の姿を横から見た形である「人」や車を上から見た形である「車」など〈人〉〈もの〉〈動物〉などの漢字に比較的多く見られ、漢字の最も基本的な形といえるでしょう。

 

「果」は木に実がなっている

「果」は漢字を分解すると下側の「木」と上側の「田」のような形に分けることができます。

 

このうち「田」のようなものは木の実を表しています。

ただし、この「田」は厳密には「田」ではありません。これは4つの木の実がひと塊になっている様子を描写しています。

リンゴやグレープフルーツ、ブルーベリーのように一つの枝に複数の木の実が付いている状態になっているのです。

 

 

漢字はその物が複数ある時、3つあるいは4つに簡略化して表すことが多く、この場合の「果」も木に実がたくさんなっていることを表しています。

 

下側の漢字は「木」そのものであるため、「果」は木の上に実がなった様子を表しているといえるのです。

 

実が随分と大きく強調されているね

「元」の上側の線が人間の頭強調しているのと同じだね

 

近い意味の漢字


 

「果」は物事のおわり

植物は種から芽が出、木へと生長し、花を咲かせ、最終的に実となります。

つまり、植物の生長過程の中で、果実は最後の段階となるのです。

 

このことから「果」は物事を成し遂げ、終わりを迎えたことを表す〈はたす〉という意味で用いられるようになりました。

 

この意味を使用している熟語には、物事を成し遂げたことで生まれた影響を示す「結果」や「成果」、物事への最終的な効き目を表す「効果」などがあります。 

 

「宇宙の果て」や「使い果たす」も同じ意味だね

人が死亡したことを示す「果てる」も同様の意味になるよ

  

「果」は思いきって決断している

一方で、「果」は判断を下す〈決断〉や〈思いきって決める〉という意味の意にも使用されています。

 

〈決断〉の意は〈果てる〉が転じたもので、最終的な決定を下し判断する、といったニュアンスとなっています。

 

この意味を使用する熟語としては、決断することである「果断」や「果敢」決断力があり、意志が強いことである「果毅」などがあります。

 

「果」の部首は「木」

「果」の部首は「木」です。

 

「根」や「枝」が木へんであるように、「果」すなわち "木の実" も木の一部であるとみなされています。

木がなければ木の実も現れないため「果」は木が主体の漢字といえるでしょう。

 

まとめ

  • 「果」は8画の象形文字。部首は「木」。
  • 「果」は「木」に果実がなった様子がもとになっている。
  • 「果」の「田」の字は4つの果実が集まっていることを指している。
  • 「果」には植物の成長を例えて終わりや結果という意味がある。
  • 「果」にはそこから転じて思いきって決断するという意味がある。

 

全部の意味が繋がってるんだね

 

おわりに

 

というわけで今回は「果」という漢字を見ていきました。

「果」のように自然界にあるものを象形した漢字は、そのものの意味のほかに、そこから連想される意味が付与されることがあります。

これは漢字ができたころは、人間の生活に自然が親密であったことに関係があるのでしょう。そういったことも考えながら、漢字を見ていくのも楽しいかもしれませんね。

  

「いちじく」って「無花果」と書くけれど、花無いんだ?

いや、花は実の内側に咲いてるんだよ。外からは見えないから花が無いと考えられたんだね。ちなみに無花果を食べたときに感じるプチプチ食感がそれだよ

え…

 

 

続きの漢字

「果」には〈はたす〉という意味がありました。〈はたす〉は終わりを迎えるという意味ですが、「果」と同じく木に関係する漢字のなかで〈おわり〉を意味するものとしては「末」があります。是非続きの漢字としてご覧ください。

 

 

参考資料

 「白川フォント」

 

 

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