【氷】意味と成り立ちを詳しく解説!「仌」は「氷」と「冫」のもと【小学生の漢字】【読み方】

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この記事は
・漢字に興味がある方
・漢字の意味の由来を知りたい方
・漢字の成り立ちを詳しく知りたい方
に向けて書かれています。なるべく専門用語などは使わず噛み砕いて解説しているので、軽い気持ちで覗いてみてくださいね

今回の漢字は「氷」だよ

 

 

「氷」ってどんな漢字?

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【氷】5画 / 会意形声 / ヒョウ・こおり・ひ・こおる
①こおり。ひ。水が凍ってできる割れやすい性質を持った個体。
②氷のように。澄んでいて清らかなものの例え。
③こおる。水が凍って個体になること。

 

「仌」は「氷」と「冫」のもと

「氷」はもとを「冰(ヒョウ)」と書きます。
「冫(にすい)」と「水」を組み合わせた漢字です。


「冫」はもともと、氷に出てくる白い筋を文字にしたもので、以前は「仌(ヒョウ)」という形でした。
氷をあらわしていることから、「仌」にはこれだけで〈こおり〉という意味があります。

「冫」が「冷」や「冬」など、冷たいものをあらわす漢字に使われているのは、そのためです。


「冰」は「冫」に「水」を付けることで、水が凍っていることを強調しています。


現在使用されている「氷」は、「冰」から「冫」が一部省略されたものです。
なので「氷」にも〈こおり〉や〈こおる〉という意味があります。

〈こおり〉や〈こおる〉の意味を使用した例
「氷菓」アイスなど凍らせて作ったお菓子。
「製氷」氷を作ること。
「氷柱」つらら。水のしずくが凍ったもの。
「氷結」水が氷に変化すること。

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左:「氷」の古代文字(篆書)。約2200年くらい前の字形です。左側が「仌」右側が「水」になっています。

右:「水」の古代文字(篆書)。

※スマホでは左右は上下になっています。ご注意を。

 

「氷」は氷に似たものの例え

「氷」の字は、しばしば〈氷のように〉と何かを例えるために使用されます。

 

例えば、氷のように透き通っていて美しいもの
あるいは氷のように溶けやすいもの、などです。


最も身近な例では、「氷解」があります。
これは、まるで氷が溶けるように、気持ちや疑問がなくなることをあらわした言葉です。

例:「長年の心配事が—する」「彼に対する疑問が—した」

〈氷のように〉何かを例えている例
「氷肌」(氷のように) 透き通るような肌。
「氷心」(氷のように)清く澄んだ心。

近い意味の漢字
「水」記事鋭意製作中
「凍」記事鋭意製作中
「清」記事鋭意製作中

現在では、水が〈こおる〉ことを強調したい場合には「氷」、ジュースなど水に限らない場合には「凍」を使用するのが一般的です。

 

「氷塊」は「氷塊(ヒョウカイ)」とは違う?

「塊」は「氷」の「塊(かたまり)」のことだから違うね

 

「氷」の部首は「水」

「氷」の部首は「水」です。

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「水」は水が流れている様子を象形した漢字で、水や川、液体に関する部首である「水・氵・氺部」を形成します。「氷」では "水" が凍っていることを表すために使用されています。

 

冬の時期は見ただけで寒い漢字№1

いや、でも「凩(こがらし)」とかもなかなか…

 

参考資料

「白川フォント」

 

 

新漢和大字典 普及版 (一般向辞典)
全訳漢辞海 第四版

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