【菓】意味と成り立ちを詳しく解説! 「菓子」はもともと〈くだもの〉のこと【中学生の漢字】【読み方】

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この記事は
・漢字に興味がある方
・漢字の意味の由来を知りたい方
・漢字の成り立ちを詳しく知りたい方
に向けて書かれています。なるべく専門用語などは使わず噛み砕いて解説しているので、軽い気持ちで覗いてみてくださいね

今回の漢字は「菓」だよ

 

 

「菓」ってどんな漢字?

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【菓】11画 / 会意形声 / カ・みのり・かし
①くだもの。食用として利用される木の実や果実
②食事時以外に食べる食品。間食。おかし

 

 「菓」は植物であることを強調している

「菓」は漢字を分解すると「艹(くさかんむり)」と「果」に分けることができます。

 

「果」は木の上に実が生っている様子を象形した漢字です。

「田」のような形が木の実にあたる部分で、4つの木の実がひと塊になっていることを表しています。

 

これに「艹」をつけた「菓」は、「果」にある〈くだもの〉などの意味を強調した漢字です。

そのため「菓」には「果」と同じく〈くだもの〉や〈木の実〉という意味があります。

 

しかし、日本ではこの意味はほぼ使用されておらず、一般的ではないといえるでしょう。

 

「子」記事鋭意製作中

 

「菓子」はもともと〈くだもの〉のこと

「菓」の〈くだもの〉の意味を使用した熟語に「菓子」があります。

これは本来果物や木の実などフルーツ全般を表す言葉でした。

 

 日本でも、伝わった当初は果物に対して使用していましたが、だんだんとおやつやおかしなど間食のことを指すようになりました。
これを受けて果物を「水菓子」と呼んだものの、現在では「水菓子」もアイスや羊羹を指す言葉となっています。

 

「菓」における〈おかし〉の意味は間食を指す「御菓子」から来たものです。

そのため日本では「氷菓」や「茶菓(さか)」「製菓」など、「菓」はほぼ〈おかし〉の意味で使用されています。

 

この意味は、日本に伝わった際に生まれたものであるため中国では使用されていません。

 

「菓子」の「子」はなんなの?

「子」にも〈実〉という意味があるんだよ。「菓子」や「杏子」や「柚子(ゆず)」に使用されている「子」はこれによるものだね

 

「菓」の部首は「艹」

「菓」の部首は「艹」です。

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「艸(ソウ)」は2本の芽(屮)が揃って生えている様子を象形した漢字で、すべての草木植物とその状態を表す部首である「艸・艹部」を形成します。「菓」では「果」の〈くだもの〉の意味を強調するために使用されています。

 


 

まとめ

  • 「菓」は艸・艹部11画の会意形声文字。
  • 「菓」は「果」に「艹」をつけることで〈くだもの〉やの意味を強調していることから〈くだもの〉や〈木の実〉という意味がある。
  • 「菓」は「菓子」から〈おかし〉や〈間食〉という意味がある。

 

「菓子パン」は?

食事でも間食ではないやつ

 

参考資料

 

 

新漢和大字典 普及版 (一般向辞典)

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