【意味・成り立ち】「無」は踊りをあらわす漢字?【小学生】

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ム・ブ・ない・なし
12画 / 火・灬部 / 仮借
①ない。物事が存在しない。
②ない。行動をしない。
③ないの意味をあらわす接頭辞。
④なくす。失う。消滅する。
⑤反語、二重否定に用いる。

 

ここでは「無」の成り立ちと意味について見ていくよ。

めいちゃんは無味無臭よ(嘘)。

 

 

「橆」は飾りをつけて踊ってます

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「無」の古代文字。
約3000年前の形です。

「無」は、もとの字をと書きました。

「橆」は服のそでに飾りをつけ、踊っている様子をあらわす漢字です「林」のような部分が飾りで、ここを「灬」とすることで、現在の形「無」となりました。なので「無」には当初〈ない〉などの意味はなく、踊りの〈まい〉を意味していたと考えられています。

「無」を〈ない〉の意味で使うのは、いわゆる当て字の用法です。中国で〈ない〉をあらわしていた言葉と「無」の発音が同じだったために、これを表記する文字として使われたのです。ところが時間が経つにつれ〈ない〉の意味の方が主流となり、いまに至ります。

日本では熟語にすることで次の漢字の意味を否定する使用法が一般的です。「無限」や「無視」「無礼」などがその例。これにより存在や行動が〈ない〉ことをあらわしています。

「お金が無い」や「諦め無い」と文章にすることもありますが、こちらは意味を和らげるために「ない」とひらがなで表記することの方が多いでしょう。

「携帯を無くした」など物を〈失う〉意味で用いられる「無」は、〈ない〉から連想した日本独自のものです。ただし、生命が失われることを指す際には「亡」を使います。

ちなみに、「無」が〈ない〉の意味でしか使われなくなったことで、新しくつくられた漢字が「舞」です。なので「無」ととても形が似ています。

〈ない〉の意味を使用した例
「無数」数えきれないくらい多いこと。
「無根」根拠がないこと。根も葉もない。
「無礼」礼儀がなっていないこと。失礼。
「皆無」全くないこと。
無花果いちじく」花があらわれない果実。

近い意味の漢字


「亡」製作中
「舞」製作中

 

 

「無」の部首は「灬」

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「無」の部首は「れっか」。「火・灬」は火や熱、明るさをあらわす部首です。「無」の下側にあるのは厳密には「灬」ではありませんが、形が全く同じなため、この部首に含まれています。

 

参考資料

「白川フォント」

etc.

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