【名前・漢字の由来】むくげの花はアサガオのように一日でしぼむ【木槿】

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「むくげ」は漢字で書くと「木槿」

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「木槿」は「アサガオ」と呼ばれていた

木槿はアオイ科フヨウ属の落葉低木で、中国が原産の木です。

夏から秋にかけて白や紫の可愛らしいお花を咲かせます。

上の写真がそのお花ですが、紫よりも少しピンクがかった漢字の色合いに見えますね。

淡紫色というやつなのでしょう。

 

このお花はその日の早朝に咲いて、夜に枯れてしまうという特徴があることから、平安時代には、アサガオと呼ばれていた時期がありました。

これは言葉の上でのものなので、植物の分類とは関係がありません。

 

木は低木で密集しているので、生垣に多く使用されているそうです。

 

「むくげ」名前の由来

日本語での「むくげ」という言い方は、中国呉の時代の音である「木槿花(モク-コン-クヱ)」からきているとされています。

「モク-コン-クヱ」がなまって「むくげ」になったというわけです。

 

日本ではその後この「むくげ」の音にそれぞれ「暮(む)」「枯(く)」「膈(げ)」という漢字があてられました。

「むくげ」という名称に意味を持たせるために漢字の意味を与えたのです。

 

「暮」と「枯」はそのままの意味で、「膈」はこの場合〈萎む〉ことを表しています。

そのため直訳すると〈夜になると枯れて萎んでしまう花〉ということになります。

 

木槿の花はアサガオのように朝に咲いて夜に枯れる花であるため、まさしく「むくげ」のことを指していることがわかりますね。

 

「槿」漢字の由来

「むくげ」は漢字で書くと「木槿」や単に「槿」と書きます。

「槿」は「木」と「菫(すみれ)」が合わさった漢字ですが、すみれとは特に関係ありません。

 

実は「菫」の字には〈小さい〉や〈わずか〉という意味があります。

「槿」は花がわずか1日しか咲かないことから、この〈わずか〉の意味を拝借していたのです。

 

また、古代中国では木槿のことを「蕣(舜)」とも書いていました。

この漢字は一瞬の「瞬」と同じ意味で、読み方も「シュン」といいます。

木槿の花が一瞬しか咲かないことからこの字があてられていました。

 

表現方法が違うとはいえ、「槿」も「蕣」も発想は花からきているということになります。

どうやら木槿といえば花の事しか頭になかったようですね。

 

木槿の花ってハイビスカスみたいだね

…(わたしと同じ思考!?)

 

続きの漢字

というわけで今回は「木」が付く熟語「木槿」を紹介しました。

「木」についての詳しい解説については、以下の記事に載っています。是非チェックしてみてくださいね。

 


参考資料

 

 

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