【名前・漢字の由来】なしを食べすぎると下痢になる【梨】

f:id:nao-yamamoto:20200105170429p:image

梨はサクサク派? トロトロ派?

果物NG派

 

 

「なし」は漢字で書くと「梨」

f:id:nao-yamamoto:20200114131951j:plain

【梨】

  • バラ科ナシ属の落葉高木で、中国が原産。
  • 春に白い花が咲く。
  • 果実の中は白く、水気が多い。
  • ヨーロッパ原産の西洋梨を含めた総称だが、主に中国梨を指す。

 

「梨」を食べすぎると下痢になる

梨は古来より、日本、中国など各国で食用のために栽培されていました。

中国の伝承には「皆冷利、多食すれば人を損す」とあり、食べすぎると下痢になりやすい旨が記載されています。

中国や日本の梨はみずみずしくサクサクした食感であるため、これは梨の食べやすさに原因があるかもしれません。

 

また、日本では、忌み言葉である「無し」に掛かることを嫌い、梨は「アリノミ(有りの実)」とも呼ばれていました。

 

日本名の「なし」の発音は、諸説あり、「中白(なかしろ)」や「色無し(いろなし)」など果実の中身が白い様子を表しているとされています。

 

「梨」漢字の由来

「利」は「禾(いね)」を「刂(かたな)」で刈り取っている様子を表現した漢字です。

稲を刈る刃物は切れ味がいいため、「利」には刃物が〈スムーズに通る〉といったイメージがあります。

スムーズに耕せる「犁(すき)」や歯切れの良い「浅蜊(あさり)」に使用されている「利」はこの意味によるものです。

 

これにより「梨」は、サクサク食感の中国梨が歯でよく切れて、スムーズに食べることができる果物であることを表わしています。

 

また、この「利」は下痢の「痢」とも通じており、食べすぎると腹を壊しやすいという教訓を暗示させているようです。

いずれにせよ、「梨」は梨の特徴を多分に含んだ字であると言えるでしょう。

  

 

参考資料

 

 

新漢和大字典 普及版 (一般向辞典)

当ブログに記載されている内容は、辞書や文献、資料などに遵守し学術的な配慮を十分にしているものですが、万が一誤りがあった場合は早急にご連絡ください。 確認を取ったうえで速やかに訂正させていただきます。 宜しくお願い致します。