【意味・成り立ち】「成」は武器で平定している漢字!【小学生】

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セイ・ショウ・なる・なす
6画 / 戈部 / 会意形声
①なす。変化させる。変化した状態。
②なす。できあがる。遂げる。組み合わす。
③できあがっているもの。仕上がった状態。
④たいらぎ。平和。

 

ここでは「成」の成り立ちと意味について見ていくよ。

めいちゃんは鋭意成長中(お腹が)。

 

 

武器で殲滅すれば平らになります

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「成」「丁」の古代文字。
約2500年前の形です。

「成」は「ほこ」と「丁」という2つの漢字から成り立っています。ここでいうほことは 、槍のように突く武器ではなく、斧のように直角に刃が付いているものです。まさかりという道具に似ていたことから、字も似たものになっています。


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「丁」は、大工道具のくぎを描いた図形です。くぎは木を接着する道具ですが、これを打った場所は当然、たいらとなります。そのような認識が反映されたことで、「丁」には〈たいら〉というイメージがつきました。

これにより「成」は「ほこ」で一帯を「たいら」にしている様子をあらわしています。すなわち戦争によって、敵を平定しているということです。敵を倒すことでその地が一転、平和になることから、「成」は〈なす〉の意味で用いられています。

この意味は現在、何かを〈変化する/させる〉ことに対して用いるのが一般的です。例えば「成長」。これは「大人に成長する」のように使え、体が大きく変化していることをあらわしています。「大人に成る」のように文章にすることもできますが、いまでは、意味を和らげるために、「なる」とひらがなで書くことの方が多いでしょう。

また「プラモが完成する」や「結婚が成就した」なども、変化をあらわしたものです。しかしこちらは変化した末に〈できあがる/遂げる〉という意味合いが強く出ているため、独立した意味となっています。なので、組み合わすことである「構成」や「編成」「成分」など一部〈変化する〉の意味に当てはまらないものがあります。

〈なす〉の意味を使用した例
「平成」内外、天地とも平和が成される。
「成就」物事を成し遂げること。
「成績」成し遂げた事績。
「成敗」善を成し悪を敗す。御成敗式目。
「成果」達成して得られた結果。
「成仏」悟りを開き仏に成ること。
「成る丈」できる限度(丈)まで。

近い意味の漢字


「為」製作中

 

 

「成」の部首は「戈」

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「成」の部首は「ほこ」。「戈」は武器や戦いに関する部首です。「成」ではまさかりに似た武器〈戊〉をあらわすために使用されています。

 

参考資料

「白川フォント」
成 | 漢字一字 | 漢字ペディア
斧 - Wikipedia

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