【柿】意味と成り立ちを詳しく解説!「柿」のもとの漢字は「柹」【中学生の漢字】【読み方】

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この記事は
・漢字に興味がある方
・漢字の意味の由来を知りたい方
・漢字の成り立ちを詳しく知りたい方
に向けて書かれています。なるべく専門用語などは使わず噛み砕いて解説しているので、軽い気持ちで覗いてみてくださいね

今回の漢字は「柿」だよ

 

 

【柿】9画 シ・かき
①かき。カキノキ科の木の名前。秋に熟す赤黄色の果物。実は食用になる

 

「柿」ってどんな漢字?

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「柿」は会意形声文字と呼ばれる漢字です。形声文字とは、意味を表す漢字(形)にその漢字の読み方となる漢字(声)を組み合わせたものを言います。「金(形)」と「同(声)」を組み合わせた「銅」や「木」と「三」を組み合わせた「杉」がこれにあたります。漢字の約70パーセントが形声文字といわれています。

また、声となる漢字の意味が、漢字の成り立ちに含まれているものを会意形声文字といいます。

 

「柿」のもとの漢字は「柹」

「柿」はもとの漢字を「柹(シ)」のように書き、「木」と「𠂔(シ)」に分けることができます。

 

「𠂔」は1本の棒(枝)につるが巻き付いている様子を表現した象形文字です。

つるが上の方に向かって伸びていくことから「𠂔」には〈上の方〉や〈うわずみ〉という意味があります。

 

昔の人々は、渋柿の皮を水に浸けておき、そこから浮き上がってきた上澄みを掬うことで、やけどや霜焼に効く薬として使用していました。

これを「柿渋」といいますが、漆の下塗りとしても使用していたため「柿漆(シシツ)」とも言います。

 

このように、柿はその上澄みを取ることで様々な用途に使用していたことから〈かきの実〉やそれが生る〈かきの木〉のことを漢字で「柹」と書くようになりました。

 

現在使用されてる「柿」の字形はいわゆる俗字で、「柹」を省略した形になっています。

 

じゃあ「市」じゃないんだ?

そういうことだね。「市」に見える部分は「𠂔」が省略された形だから厳密には「市」ではないんだよ

 

「柿」名前の由来

日本での「かき」という名称は、〈果実の色が赤い木〉という意味である「アカキ(赤木)」からきているとされています。

 

甘柿は食用として用いられ、生食のほか干し柿などの食品に加工されました。

また渋柿は、やけどや霜焼の薬として使用されたほか、肉などが腐らないようにする防腐剤としても使用されていたようです。

 

いろいろな使い道があったんだ

生活に欠かせないものだったかもしれないね

 

「柿」の部首は「木」

「柿」の部首は「木」です。

 

「木」は1本の立っている木を象形した漢字で、樹木の種類や木材の形、道具を表します。

ここでは "柿の木" という木の種類を表すために使用されているといえるでしょう。

 

まとめ

  • 「柿」は9画の会意形声文字。部首は「木」。
  • 「柿」はもとの漢字を「柹」と書き、「𠂔」には〈上の方〉という意味がある。
  • 「かき」という名称は「赤木」からきているとされている。

 

「𠂔」が文字化けしそう

 

おわりに

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というわけで今回は「柿」という漢字を見ていきました。柿は、実が存分に熟れて果肉がぐじゅぐじゅになった頃合いが最も食べごろであると私は思っています。もちろんサクサクした食感の柿も大好きなのですが、これは譲れません。こういった熟れてる熟れてないや柔らかい硬いの木の実というのは、永遠の命題といいますが、一生論争が鳴りやまないものなのかもしれません。

きのこたけのこ戦争と同じです。

 

続きの漢字

「姉」記事鋭意製作中

 

参考資料

 

 

新漢和大字典 普及版 (一般向辞典)
全訳漢辞海 第四版
新訂 字統

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