【意味・成り立ち】「子」は赤ちゃんを正面から見た漢字!【小学生】

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シ・ス・こ・おとこ
3画 / 子部 / 象形
①こども。親の産んだ子。むすこ。
②こ。元になるものから生じたもの。
③こたり。こどもらしくすること。
④ことする。自分のこどもにすること。
⑤実。種。動物の卵。
⑥小さい。小さいもの。
⑦道具や物事につける接尾辞。
⑧ね。ねずみ。十二支の1番目。「子年」
⑨人格の優れた人。「孔子」「孟子」
⑩五等爵の4番目。公・侯・伯・子・男。
⑪漢籍四部のひとつ。経・史・子・集。
⑫「仔」の代用として動物の子をあらわす。
⑬「滋」の代用としてふえるをあらわす。
⑭「慈」の代用として慈しむをあらわす。

 

ここでは「子」の成り立ちと意味について見ていくよ。

意味多いな…

 

 

赤ちゃんは頭でっかちでした

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「子」の古代文字。
約3500年前の形です。

「子」は赤ちゃんを正面からみた様子を漢字にしたものです。古代文字では頭を強調した形が描かれており、頭でっかちな赤ちゃんを表現しています。これにより、親から産まれた《こども》を意味しました。この意味は「息子」や「子孫」にみられるほか、親となるものから生じたという意味合いで、「子会社」や「利子」などに用いられています。

また、こどもは親の血筋を受け継ぐ存在であることから、同じ働きをする《実》や動物の《卵》をあらわすようになりました。「杏子あんず」や「茄子ナス」「柚子ゆず」などがこれにあたります。もともとは果物のことであった「菓子」も同様。「団子」や「餃子」は、種や卵のように《小さいもの》をあらわす用法です。

ただし、「様子」や「調子」についている「子」は、ことばの音をととのえるもので、「子」自体に意味はありません。これは道具をあらわすことばに多くみられ、「椅子」や「卓子テーブル」「帽子」「扇子」「簀子すのこ」「障子」と非常に幅広く使用されています。これらは、すべて一文字目で意味が完結しており、「子」は「ス・シ」の音を与えるだけにとどまっているのです。

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「㜽」の古代文字。
約3500年前の形です。

ちなみに、「子」は「ねずみ年」のように十二支の《ねずみ》をあらわすために使われます。しかしもともと、ねずみをあらわしていたのは、上の「」という字であったとされています。これは赤ちゃんに髪の毛が生えている様子を漢字したものです。当初は「子」がこども、「㜽」がねずみと使い分けされていましたが、後に混同され、いまではねずみも「子」が担当するようになったそうです。

《こども》《こ》の意味を使用した例

「子息」むすこのこと。
「子女」むすめのこと。
「子音」母音に対して。言語音の最小単位。
「子宮」こぶくろ。こどもが宿る場所。膣。

近い意味の漢字

「孫」製作中
「仔」製作中
「児」製作中

 

 

「子」の部首は「子」

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「子」の部首は「子」。「子」子どもや子孫に関する部首です。「子」のほかには「孫」「学」、蚊の子「孑孒ぼうふら」などがみられます。

 

参考資料

「白川フォント」
どうして「様子」と書くのですか?|漢字文化資料館

etc.

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