【意味・成り立ち】「枢」はくるるをあらわした漢字!【中学生】

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スウ・くる・くるる・とまら・とぼそ
8画 / 木部 / 会意形声
①くるる。とまらととぼそを使った仕掛け。
②かなめ。中心となる重要なもの。
③にれ。木の名前。
④天枢。北斗七星の第一星。

 

ここでは「枢」の成り立ちと意味について見ていくよ。

くるる? とぼそ?

 

 

枢は枢を枢に差し込んだもの

「枢」は、もとの漢字をスウと書きました。

「樞」は「木」と「(区)」という2つの漢字から成り立っています。「區」は囲いのなかを3つに細かく区切っている様子をあらわした図形です。ために〈細かく分ける〉や単純に〈細かい〉という意味があります。これにより「樞」は、細かい部品でつくったしかけ〈くるる〉をあらわしました。

くるるとは、簡単に言うと、扉を回転させるための軸のこと。扉の片側上下にでっばり棒をつけ、それを床と天井の穴に差し込むことで、回転させる仕組みとなっています。こうすることで、金具を使用せずに、開き戸をつくることができるのです。特に、でっぱり棒を〈とまら〉、穴を〈とぼそ〉といい、この2つを組み合わせたしかけを〈くるる〉とよんでいます。

くるる
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ちなみに、とまらやとぼそはくるるの一部であるため、これも「枢」の字であらわすことになっています。なので漢字で書くと「くるるとまらとぼそに差し込んだしかけ」となり、非常にややこしい説明となります。

くるるは、うえにあるように扉の軸となる大事な部分です。ために「枢」はその後、中心的で重要な部分のことである〈かなめ〉を意味するようになりました。これは「枢軸」や「枢要」など中心となる物事をあらわすほか、「枢密」や「枢務」のように国家的な秘密事項を指すために使用されています。

〈かなめ〉の意味を使用した例
「枢軸」物事の中心。要所。
「枢要」大切な事柄。かなめ。
「枢機」物事の最も大切なところ。
「枢密」政治上秘密にすべき事柄。
「枢務」国家の最重要任務。

近い意味の漢字

「要」製作中
「軸」製作中

 

 

「枢」の部首は「木」

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「枢」の部首は「木」。「木」は樹木の種類や木材の形、木製の道具を表す部首です。「枢」では細かい〈木の部品〉をあらわすために使用されています。

 

参考資料

建具あれこれ「開き戸(枢戸系)」の画像
枢(クル)とは - コトバンク

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