【意味・成り立ち】「種」は穀物のたねをあらわす漢字!【小学生】

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シュ・たね・くさ・たぐい・うえる
14画 / 禾部 / 会意形声
①たね。植物の種。
②たね。精子。
③たぐい。物の種類の区別。血筋。
④性質の違いから区別して数える単位。
⑤うえる。種を植える。
⑥頼りにするもの。飯のたね。

 

ここでは「種」の成り立ちと意味について見ていくよ。

めいちゃんはネコ科ネコ属よ。

 

 

もともとは穀物の種でした

「種」は「のぎへん」と「重」という2つの漢字から成り立っています。「禾」は稲穂に実がなっている様子を描いた図形です。これにより「稲」や「ひえ」など、穀物をあらわす漢字によく使われています。

なので「種」も、もともとは穀物の〈たね〉を指している漢字でした。穀物の実がパンパンに膨れることで、実が重たくなることから「重」の字が使用されています。いまでは穀物に限らず、「梨の種」や「柿の種」と、植物のたねにはすべてこの漢字を使用することが可能です。

ちなみに種とは主に、穀物・豆類では実の部分を、果物類ではさねの部分をのことをいいます。つまり土に植えたら、親の植物と同じ形になる部分を指しているのです。ゆえに穀物の「実」は、名称がちがえども、働きのうえでは「種」と同じものということになるです。

また、日本では「種」を〈精子〉の意味で使用することがあります。これは精子が子孫のもとになることから、植物の種と同じ役割をしていることに由来します。受精させることを「種付け」といいますが、おおよそ、日常では使わなといえるでしょう。

〈たね〉の意味を使用した例

「種子」物事の起こる種。
「接種」人に毒素の種を植えること。
「種苗」植物の種となえ。
「種もみ」種にするために選んだ籾。

近い意味の漢字

「実」製作中
「核」製作中
「穂」製作中

 

区別するし、数えます

ところで「種」にはもうひとつ、重要な使い道があります。それが、物事を共通点で区別するというもの。意味としては〈たぐい〉にあたるものです。

種は、親となる植物から、一度にたくさんなるものです。梨の種しかり、柿の種しかり。それらはひとつの親から生まれていますから、いわば同じ血筋のきょうだいとなります。すなわち、子孫という共通点を持つなかまと取れるわけです。

だから「種」には、血筋など共通点で区別し、なかま分けすることである〈たぐい〉という意味があります。これは植物の種に見立てた連想的な意味であるため、もちろん、生物以外にも使用することが可能です。むしろいまでは、「スマホの種類」や「異種格闘技」など、生物以外に使うほうが多いかもしれません。

また、それら区別を数える際にも「種」は使用され、「1種・2種」のように表記されました。「刀の一種」のようになかまであることを示したり、「第一種免許」のようにほかのものとはっきり区別するために用いられています。

〈たぐい〉の意味を使用した例

「種族」同一言語・文化・人種の集団。
「種目」種類分けした項目。
「品種」動植物の生物学上の分類。

近い意味の漢字

「類」製作中

 

 

「種」の部首は「禾」

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「種」の部首は「禾」。「禾」は稲や穀物に関する部首です。「種」では〈穀物〉の実をあらわすために使用されています。

 

参考資料

「禾(のぎへん)」に「重」と書いて、どうして「種(たね)」という意味になるのですか?|漢字文化資料館

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