【桃】意味と成り立ちを詳しく解説!「兆」ってどういう意味?【中学生の漢字】【読み方】

※ご注意
この記事には解説中に性的な内容が含まれている部分があります。直接的な表現は避けていますが、閲覧は自己責任でお願い致します。

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この記事は
・漢字に興味がある方
・漢字の意味の由来を知りたい方
・漢字の成り立ちを詳しく知りたい方
に向けて書かれています。なるべく専門用語などは使わず噛み砕いて解説しているので、軽い気持ちで覗いてみてくださいね

今回の漢字は「桃」だよ

 

 

【桃】10画 トウ・もも
①もも。バラ科サクラ属の木の名前。夏に熟す薄赤色の果実。実は2つに割れ食用になる
②ももの花のような色の。ピンク色の

 

「桃」ってどんな漢字?

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「桃」は会意形声文字と呼ばれる漢字です。形声文字とは、意味を表す漢字(形)にその漢字の読み方となる漢字(声)を組み合わせたものを言います。「金(形)」と「同(声)」を組み合わせた「銅」や「木」と「三」を組み合わせた「杉」がこれにあたります。漢字の約70パーセントが形声文字といわれています。

また、声となる漢字の意味が、漢字の成り立ちに含まれているものを会意形声文字といいます。

 

「桃」はまっぷたつに割れている

「桃」は漢字を分解すると「木」と「兆」に分けることができます。

 

「兆」は主に亀の甲羅や動物の骨を割ったり、焼いたりすることでまっぷたつになった様子を表現した漢字です。

昔の人々は甲羅等を割ることでできた罅(ひび)の方向で未来を占っていたことから、「兆」には〈きざし〉という意味があります。

 

しかし、ここにおける「兆」は "まっぷたつ" の意で使用されていると考えて良いでしょう。

 

桃の実はおしりのようになっている部分(縫合線)を境に "まっぷたつ" に割れることから、〈ももの実〉あるいはそれが生る〈ももの木〉を漢字で「桃」と書くようになりました。

 

橋本治先生の桃尻語訳が好きでした

 

「桃」名前の由来

「もも」の語源については諸説あります。

中でも有力なのが、桃の実が女性器に似ていることから、「股(もも)」と同源であるとする説です。

女性器の存在している箇所から連想して、「もも」と名づけているわけです。

 

もともと桃は恋愛や婚姻の詩において、多産、すなわち子供がたくさん生まれることのモチーフに使用されています。

こちらもやはり、桃の実が女性器に似ていることに由来しており、以来桃は生の象徴になっているのです。

 

そのため中国では昔から、桃を食べると不老長寿になるという思想があり、桃源郷などの伝説が生まれました。

 

『桃太郎』などはここから着想を得ており、川から流れてきた桃を食べたおじいさんとおばあさんが若返り、性交渉の末生まれた子に「桃太郎」と名づけたのが始まりとされています。

 

わたしは大学時代『桃太郎』を時代ごとに研究したことがありますが、江戸時代の『桃太郎』などはエログロの表現が結構過激だったりします。現在ではそのあたりは、ぼやかされているわけですね

 

「桃」の部首は「木」

「桃」の部首は「木」です。

 

成り立ちとしては、桃の実を表すところからきていますが、木に生るため木へんがあてられたのでしょう。

 

まとめ

  • 「桃」は10画の会意形声文字。部首は「木」。
  • 「兆」は亀の甲羅や動物の骨をまっぷたつ にしている様子を表現している漢字。
  • 「桃」は桃の実が縫合線を境にまっぷたつになることからこのような漢字になった。
  • 桃は実が女性器に似ていたことから「もも」と名づけられたとされている。

 

「桃」はピンクのことも表すけれど、あれは単純に桃の実や花の色から取ってるみたいだね

 

おわりに

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というわけで今回は「桃」という漢字を見ていきました。 桃の実にもいろいろありますが、実は桜桃と白桃は別々のフルーツとして定義されているのだそうです。 確かに言われてみれば形こそ同じですが、味も色も食感も異なるように思えますね。 梨と林檎の違いみたいなものでしょうか。 どちらが好きかと訊かれればわたしはサクサク食感の白桃を推します。 トロトロ触感の桜桃もファンが多そうです。

絶対多いでしょう。

 

続きの漢字

今回は特に取り上げませんでしたが、「桃」という漢字は美しい女性のことを表す際に使用されることがあります。そして同じバラ科サクラ属である「桜」も同じような使用例があるのです。是非続きの漢字としてご覧ください。

「桜」記事鋭意製作中

 

参考資料

 

 

新漢和大字典 普及版 (一般向辞典)
新訂 字統

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