【名前・漢字の由来】「ざくろ」は何故「柘榴」と書く?【柘榴】

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「ざくろ」は漢字で書くと「柘榴」

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「柘榴」は子宝の象徴

柘榴はザクロ科の落葉小高木で、イラン(ペルシア)周辺の西アジアが原産の木です。

梅雨の時期に花が咲き、球体の果実が実ります。

この果実は秋になると熟し、その後自然に破裂するのだそうです。

 

中にはたくさんの種子があり、生やサラダなどに和えて食べることができまるほか、様々な食品に加工されています。

 

上の写真のように種子が密集して詰まっていることから、柘榴は昔から子宝に恵まれることの象徴とされてきました。

 

「ざくろ」名前の由来

中国では柘榴のことを「安石榴(アンジャクール)」と言います。

この言葉は「安石」と「榴」にそれぞれ由来があります。

 

柘榴が西アジアから中国に伝わったのは、漢の時代(紀元前2世紀ごろ)です。

これは使者が中国に持ち帰ったのですが、その間に位置していた国にパルティア王国という国がありました。

中国ではその国のことを、王arsak(アルサク)にちなんで「安石」と漢字を当てていたのです。

 

中国での「アンジャクール」の名称は、「arsak(アルサク)」とペルシア語で柘榴を意味する「anar(アナール)」を組み合わせたものであるとされています。

 

その後、日本に柘榴とともに「安石榴(アンジャクール)」の発音が伝わると、「安」の字だけが何故か省略されました。

つまり、日本での「ざくろ」の名称は「安」を除いた「石榴(ジャクール)」が訛ったことで生まれたものなのです。

 

「柘榴」漢字の由来

柘榴の名称の元となった「石榴(ジャクール)」のうち「榴」はペルシア語で柘榴を意味する「anar(アナール)」の「ル」を漢字に直すために生まれました。

なので、この漢字を使用する熟語は基本的に「柘榴」しかありません。

 

「榴」の「留」は「瘤(こぶ)」から来ており、中に種子が詰まって瘤状になった果実を意味しています。

 

また「柘榴」の「柘」は日本で作られた漢字であり、中国に「柘榴」の表記はありません。

几帳面な日本人がへんを揃えたくなったのでしょうか。

 

実は柘榴を食べたことがありません

あんなに解説してたのに…

 

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参考資料

 

 

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